本日のディエゴガルシア島は気温が低く快晴微風

日陰は震えるほど寒いが、お天道さんの下はぽかぽかと暖かい




―日向ぼっこ―




建物からも離れたエアーポートに、アイアンハイドがトップキック姿でぽつねんと鎮座ましましていた
その姿は日光を全身に浴び、小傷一つない塗装が輝いて見える
それに気が付いたエップスとレノックスが軽く手を振り上げ、物珍しそうな表情を隠しもせず近づいていく


「おたくそこで何してんだ?」
「…知るか。がメンテするから此処で待ってろと言ったんだ」
「で、おとなしく待ってるって?おたく真面目すぎるとか言われねえか?」
「メンテ前とは言え、弾なら貴様の口から溢れるほど有るz「やー、お待たせアイアンハイドー」

アイアンハイドをこんな所に一人ぼっちにさせた張本人が、これでもかと言わんばかりに笑顔で登場するが、その手に道具類は一切握られていない
二人と一台の質疑を聞くより早く慣れた動作で荷台に飛び乗ったかと思えば、そのままルーフにまで上り、有ろう事か其処でべったりとうつ伏せになる


「うふぁー…あったかいなぁ」

降り注ぐ日光の暖かさと、日光で温まった黒いボディの熱を全身全霊で味わい、その声は今にも蕩け出しそうだ
のあまりの気持ちよさそうな表情に、エップスがどれどれとボンネットに触ろうとすると、それを拒否する様に燃焼機関が唸りを上げる
止めとけと肩を引っ張るレノックス、アイアンハイドへ交互に肩を竦めて見せたエップスは「お邪魔しました」と来た時の様に軽く手を振り上げてその場を後にした




「おーアイアンハイド。でっけえ猫のっけてんなー」
「黒い車に黒猫乗っかってたら分かり難いだろー、その猫こっちに寄越せー」

通り掛かるツインズが一斉に「寄越せー寄越せー」と唱和するが、当のアイアンハイドから全く反応が返ってこない
恐る恐る黒いトップキックに近づいて、つんつんとフロントクォーターを突付いて見るがまだ反応が無い


「…こりゃスリープモードになってんな」
「此処がそんなに気持ち良いのか?」


暫しの沈黙の後、ツインズは顔を見合わせ、揃って頷いた







オマケ

「うお!!何だありゃ、エアポートがオートボットだらけじゃねーかよ!!」
「すげえな、オートボット全員揃ってんじゃないかあれ」



本日のディエゴガルシア島は気温が低いが快晴微風


オートボットも人間も、お日様の下でお昼寝したくなるほど良い天気です